5月23日 押し目検索 |
5月23日の相場
日経平均株価は174円60銭高の37,160円47銭で取引を終え、3日ぶりに反発しました。東京市場は、前日よりも円安方向に動いたことを受けて、買いが先行したものの、その後は手がかり材料に乏しい中で、週末の米国市場がメモリアルデーで休場になることを控え、様子見ムードが強まりました。
日経平均は朝方、強い上昇を見せ、午前10時31分には一時3万7,373円91銭に達する場面も。しかし、ドル・円相場がやや弱含み、その後は上値が重くなり、上昇幅を縮小して取引を終えました。それでも、東証プライム市場では全体的に買い優勢の展開が続き、値上がり銘柄は約7割を占める形となりました。
業種別では、非鉄金属や機械、保険、電気機器などが堅調に推移。特に、住友電工やフジクラといった電線関連、さらには菱重工やIHIといった機械株が注目を集めました。日立やソニーといった電気機器株も好調でしたが、一方で鉱業や証券・商品先物株は軟調でした。
個別銘柄では、住友電工やフジクラが好調で、バロックやスターマイカといった銘柄も上昇を見せました。逆に、セレスやgumi、マネックスグループなどは売られる展開となりました。
円安が続く中で、輸出関連株や非鉄金属、機械などの業種には引き続き注目が集まりそうです。特に、円安が企業業績を押し上げる効果が期待されるため、日立やソニー、三菱重工などの大手企業に注目しておくと良いでしょう。また、バロックやスターマイカのような個別銘柄にも引き続き変動がありそうです。
ただし、米国の長期金利が高止まりし、インフレ懸念が再燃するような動きがあれば、株式市場全体が慎重になる可能性もあります。特に、金融や不動産、鉱業などの業種が弱含む展開となるかもしれません。
さらに、日米の通商交渉や、中国の経済動向など、国際的なリスク要因も引き続き注視する必要があります。
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