10月23日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
本日の東京株式市場は、高市新政権発足後の一巡感もあり、全体としては方向感に欠ける一進一退の展開となりました。前日にかけて急伸してきた反動から、序盤は利益確定売りが先行し、日経平均株価は一時700円を超える下げとなりましたが、その後は押し目買いが入り、下げ幅を急速に縮小しました。最終的に日経平均は前日比8円安の4万9307円とわずかながら反落となりましたが、TOPIXは堅調に推移し、取引時間中および終値ベースで史上最高値を更新しています。
市場全体としては、高市政権による政策期待を背景に底堅さが意識される一方で、短期的な高値警戒感が上値を抑える形となりました。
市場全体としては、高市政権による政策期待を背景に底堅さが意識される一方で、短期的な高値警戒感が上値を抑える形となりました。
為替は高市首相の誕生で目先の材料が一巡した感があり、ドル円は152円付近で売られやすくなっているものの、来週の日銀会合での利上げ期待後退により日米金利差が円キャリーを誘引しやすい状況が続いています。一方で、高市内閣が物価高対策を掲げていることから、今後は円安けん制の発言や措置が出てくる可能性もあり、為替の行方は神経質な展開が続きそうです。
ここからの株価の動きをテクニカル的に見ると、主要株価指数は一旦の上昇トレンド内での調整局面にあり、重要なサポートで買いが入る限り押し目は拾われやすいものの、半導体やハイテクなどセクターごとの弱さが継続すれば指数全体の上値は重くなる可能性が高いでしょう。
米利下げ期待や日本の金融政策の相対的な違いが為替や資金フローに影響を与え、企業業績や米主要企業の決算動向次第でセンチメントが急変し得るため、当面はイベント通過を見極めつつセクター選別を重視する投資姿勢が望ましいと思われます。