11月14日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
日本市場は指数寄与度の高い大型株の動きが目立ち、業種別では非鉄金属や電力・ガス、証券などが堅調である一方、ハイテク中心の一部銘柄は米ナスダックの強弱を受けて重い展開となりました。市場心理としては「政策不確実性の後退→安心感が先行」する一方で、AIバブル懸念や金利見通しに対する警戒が残っており、セクターごとの明暗が続きやすい状況です。出来高や値動きの中身を見ると、需給は総じて買い基調だが積極的なロングは限定的で、上値ではディフェンシブなポジショニングが目立ちます。
ここからの動きをテクニカル的に見ると、短期チャートでは主要指数ともに上昇トレンド継続のサインが出ているが、直近高値付近では出来高が伴わずレジスタンスが意識されるため、押し目を確認できなければ上値追いは限定的と予測します。サポートは直近移動平均帯と主要節目(ドル円の動向にも依存)で、これを割り込むと短期調整が加速しやすいでしょう。
ファンダメンタル的には、つなぎ予算成立での政策リスク後退と主要国の経済指標・中央銀行発言の結果次第で需給が左右されるという見立てです。雇用統計や欧州のGDP・製造業指標が想定より強ければリスクオンが継続しやすく、逆に成長懸念や利上げ継続観測が強まればハイテク中心に下押し圧力が高まる事が予想されます。
短期的には政治リスクの一服と主要指標・要人発言の見極めを受けて小動きが続く公算が高く、材料出尽くしや指標の想定外の結果が出た場合にのみ明確なトレンドが発生しやすい相場です。
