10月21日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
10月20日の東京市場は、日経平均株価が大幅に反発し、終値で初めて4万9000円台に乗せるなど、きわめて強い展開となりました。自民党と日本維新の会による連立政権樹立の報道が好感され、高市首相の誕生を先取りする「高市トレード」が再燃しました。市場では政策の一貫性や経済対策への期待感が広がり、主力株を中心に買いが膨らみました。
特にソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、アドバンテスト、東京エレクトロンといった主力4銘柄で日経平均を850円以上押し上げる格好となりました。
一方で午後にかけては一部で利食いが入り、上値を追う動きが一巡する場面もありました。為替では、当初の高市期待やタカ派寄りの見方を背景にドル円は150円台半ばから151円台前半へ上昇したものの、ポジション調整で戻り売りに押される展開となり、政治リスク織り込みの過程が短期的なボラティリティを生んでいます。
特にソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、アドバンテスト、東京エレクトロンといった主力4銘柄で日経平均を850円以上押し上げる格好となりました。
一方で午後にかけては一部で利食いが入り、上値を追う動きが一巡する場面もありました。為替では、当初の高市期待やタカ派寄りの見方を背景にドル円は150円台半ばから151円台前半へ上昇したものの、ポジション調整で戻り売りに押される展開となり、政治リスク織り込みの過程が短期的なボラティリティを生んでいます。
この先の株価動向をテクニカル面からみると、日経平均が高値圏での陽線引けとなり、上昇トレンドの強さを確認する形となりました。終値での過去最高値更新は市場心理にプラスで、短期的には勢いが続く可能性があります。ただ、RSIなどのオシレーター指標は過熱感を示しており、上昇ピッチの速さに対する警戒感も必要です。4万9000円台半ばは心理的節目であり、利益確定売りが出やすい水準です。利益確定売りで下げた場合、重要なサポートライン(直近の押し目水準)を割り込むかどうかが鍵となります。
高市新政権による景気刺激策や財政支出拡大が株価の下支え要因となる一方で、日銀の引き締め方向への転換が現実味を帯びれば、金利上昇を通じて株式市場の上値を抑える要因にもなり得ます。したがって、今後の株価は「政策期待による上昇」と「金融引き締め観測による調整」の綱引きが続く展開が予想されます。
良好なセンチメントが続く限りは上値を試す展開が優勢ですが、政策の具体性や海外のファンダメンタルにネガティブな変化が出れば急速な手仕舞いが起こり得る可能性もあるでしょう。