12月5日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
今日の株式市場は米国株の上昇を背景に日経平均が大幅高となり、3日続伸で5万1000円台を回復しました。TOPIXは史上最高値を更新し、取引時間中の高値も上抜ける強さを示しました。米市場では、弱いADPを受けた追加利下げ期待がリスク資産を支え、特に自動車や一部景気敏感株が買われました。国内でも半導体・AIロボット関連が相場を牽引し、商社株や輸送用機器株、さらには証券株まで幅広く買いが入り、全体として強いセンチメントが続いています。為替が円安方向へ戻った時間帯には輸出株への買いが一段と強まり、市場を押し上げる要因となっていました。
ここからの株価の動きをテクニカル的に見ると、日経平均が5万1000円台を明確に回復したことで、短期的には上昇トレンドの再加速が意識されやすい状況です。ただし5万1200円前後には達成感が生まれやすく、高値圏での上値の重さも同時に想定される局面で、急ピッチの上昇の反動には注意したいところです。ファンダメンタル面では、日銀の利上げ実行と米雇用指標の弱さが同時に進行すれば、円高・米債利回り低下→輸出株の重しとなるリスクがある一方、利上げが確実視される局面では金融セクターや金利敏感株に再評価が入る可能性があります。米国の雇用関連指標の弱さが収益見通しの下押しにつながるリスクもあり、短期的には強気地合いを維持しつつも、海外指標や要人発言によって振れやすい相場展開が続くとみられます。
