12月8日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
12月5日の東京株式市場は、日経平均が536円安と大幅反落となり、昨日の急伸の反動や週末を控えたポジション調整が重しとなりました。朝方には800円超の下げ幅を記録する場面もあり、国内長期金利の上昇や日銀利上げ観測が投資家心理を慎重にさせたことも下押し要因となったようです。後場にかけては売りが一巡し下げ渋ったものの、戻りは限定的なままでした。米株市場がまちまちの動きで手掛かりに乏しく、昨日の急騰後とあって戻り売りや利益確定売りが優勢となり、方向感の乏しい相場となりました。業種別ではゴム製品、その他製品、証券、輸送用機器など幅広い銘柄に売りが広がりました。
5日夜は米PCE価格指数やミシガン大学消費者信頼感指数など重要指標の発表が予定され、こちらも市場の視線を集めていますが、政府機関閉鎖の影響で今回のデータが9月分となるため、予想からの乖離が小さければ相場へのインパクトは限定的となる可能性もあります。このほか欧州指標やカナダ雇用統計も控えており、海外時間帯の価格動向、特に日銀の利上げ観測に海外勢がどこまで反応するかが注目されます。
5日夜は米PCE価格指数やミシガン大学消費者信頼感指数など重要指標の発表が予定され、こちらも市場の視線を集めていますが、政府機関閉鎖の影響で今回のデータが9月分となるため、予想からの乖離が小さければ相場へのインパクトは限定的となる可能性もあります。このほか欧州指標やカナダ雇用統計も控えており、海外時間帯の価格動向、特に日銀の利上げ観測に海外勢がどこまで反応するかが注目されます。
ここからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は本日の下落にもかかわらず25日移動平均線を維持しており、短期的な上昇基調はまだ崩れていません。ただし、上値の重さがはっきりと出ているため、しばらくは5万500円〜5万200円近辺でのもみ合いが続く可能性があります。
ファンダメンタル面では、日銀の利上げ観測が改めて意識され、東京市場では円買い・株安の流れが強まりました。今夜の米PCEと海外市場の反応次第で、円高・株安がさらに進む可能性があります。日銀利上げ観測と国内長期金利上昇が重しとなり、外部要因(米PCE、欧州指標、海外勢のポジション調整)が悪化すれば下振れリスクが高まります。
一方で、米経済指標が強くFRBの利下げ観測が後退すればリスクオン回帰もあり得るため、短期は指標と海外市場の反応を注視する姿勢が重要になります。
