12月15日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
12日の東京株式市場は、前日の米株式市場でダウとS&P500が最高値を更新した流れが東京市場の追い風となり、日経平均は3日ぶりの反発となりました。寄り付きから買いが先行し、一時900円超の上昇となりましたが、半導体株が軟調となったことで上値はやや重くなりました。それでも終盤には再び買いが入り、日経平均はしっかりとした形で取引を終えています。TOPIXは史上最高値を更新し、業種別では輸送用機器や保険などを中心に幅広い銘柄に買いが入りました。市場では25日移動平均線が下値支持線として意識されており、短期的な下値不安が和らいでいる点も投資家心理の支えになっているようです。
ここからの動きをテクニカル的に見ると、25日移動平均線が引き続き下値のサポートとして機能しているうえ、TOPIXが史上高値を更新したことで全体の地合いは強い流れが維持されやすいとみられます。ただ、日経平均は心理的な節目である5万1000円台を前に伸び悩む場面もあり、上値では利益確定売りが出やすい展開が続くと考えられます。一方でファンダメンタル面では、米FOMCの利下げが米景気の下支えになるとの見方が強いほか、国内でも企業業績が底堅く推移していることから、押し目があれば買いが入る相場つきが続きそうです。ただし、AI関連株に対する過熱感や米国株の一部でみられる調整の兆しにも注意が必要でしょう。
