1月29日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
もっとも、売り一巡後は指数全体としては大きく崩れることなく、様子見姿勢のなかで徐々に下げ幅を縮小する展開となりました。午後に入っても、今晩に米FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の会見を控えていることから、積極的にポジションを傾ける動きは限定的でしたが、引け間際に状況が変わりました。オランダの半導体製造装置大手ASMLが好決算を発表したことで、半導体関連株に買いが集まり、日経平均はプラス圏へ浮上しました。指数を押し上げたのは一部の主力半導体株であり、相場全体が強気に転じたというよりは、材料株が物色された印象が強い動きでした。
外国為替市場に目を向けると、ドル円は1ドル=152円台半ばでもみ合う展開となっています。ただ、背景としてはドル売り圧力が非常に強く、ドル指数は一時2022年以来の低水準まで低下しました。ユーロドルが1.20台に乗せるなど、ドル安が全面的に進んでいることが、市場心理に少なからず影響を与えています。ドル安・円高基調は輸出企業の採算悪化懸念につながりやすく、日本株にとっては短期的な逆風となっています。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は高値圏でのもみ合いが続いており、短期的には過熱感を冷ます調整局面に入りやすい形です。ただし、押し目では買い意欲も確認されており、急落というよりは、値幅を伴わない調整を挟みながら高値圏を維持する展開が予想されます。
ファンダメンタル面では、米国の金融政策が最大の焦点であり、FOMC後のパウエル議長の発言次第では、金利見通しと為替が大きく動く可能性があります。仮に利下げに前向きな姿勢が示されれば、ドル安が一段と進む一方で、グローバル株式市場全体には追い風となる可能性があります。
短期的には為替動向に振らされやすく、神経質な値動きが続きそうですが、企業決算が概ね堅調であることや、半導体を中心とした成長期待は依然として根強く、中期的には高値圏での持ち合いから再び上値を試す余地があると考えられます。今後は、為替の落ち着きと米金融政策の方向性を見極めながら、選別色の強い相場展開になっていく事が予想されます。
