2月3日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
業種別では下落業種が大半を占め、証券株や鉱業株が弱含みました。週明けの海外市場で金や銀といった貴金属価格が急落し、これまで投機的に上昇してきた反動が一気に表面化したことが、原油や株式市場全体にも調整圧力として波及した印象です。安全資産とされる商品がリスク資産のように売られたことで、市場全体に「一度ポジションを軽くしておこう」という空気が広がったように見受けられました。その背景には、トランプ大統領によるウォーシュ氏の次期FRB議長指名報道があり、FRBのタカ派姿勢への警戒感が改めて意識されたことが大きかったと考えられます。
外国為替市場では、与党が衆院選で大勢を占めるとの観測から、いわゆる高市トレードを意識した円売りが一時的に強まりましたが、株式市場全体がリスク回避姿勢を強めるなかで、円安が一方向に進む展開にはなりませんでした。ドル円は154円台後半から155円台半ばで上下動を繰り返す不安定な動きとなり、155円台では為替介入への警戒感も意識され、神経質な相場付きが続いています。この為替の落ち着かなさも、株式市場の上値を抑える一因となっているようです。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が5万4000円台で明確に上値を抑えられ、短期的には調整局面に入った形です。きょう安値引けとなったことで、目先は5万2000円台前半が下値のメドとして意識されやすく、ここを維持できるかが焦点となりそうです。下値を固める動きがみられれば自律反発の余地はありますが、戻り局面では再び売りに押されやすい地合いが続くと思われます。
ファンダメンタル面では、米国のFRB人事やつなぎ予算を巡る不透明感、さらには米雇用統計の扱いを含めた政治要因が相場の変動要因として重くのしかかっています。国内では積極財政への期待が下支え要因となるものの、海外要因次第でリスク回避が再燃する可能性も否定できません。当面はボラティリティの高い神経質な相場が続き、材料を見極めながらのもみ合い基調が想定される局面といえそうです。
