2月4日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
業種別では全33業種が上昇し、非鉄金属、銀行、機械、ガラス土石など景気感応度の高いセクターが軒並み買われており、市場全体が「攻め」の姿勢に傾いていることがうかがえます。背景には、米ISM製造業景気指数が予想を上回り、景況感が再び拡大局面に戻ったことへの安心感があり、米国株高の流れがそのまま東京市場、さらにアジア市場へと波及しました。
為替面では、クロス円主導で円安が進み、株式市場の追い風となりましたが、ドル円は155円台後半では上値が重く、円安進行に対する介入警戒感も意識されるなど、一本調子ではない点が印象的です。商品市況についても、先週末にかけての金や原油の急落が一服し、過度な不安が後退したことが投資家心理の改善につながったとみられます。一方で、米国のつなぎ予算やFRB人事、トランプ大統領の発言など、先行き不透明要因は依然として多く、市場は材料次第で振れやすい高ボラティリティー状態が常態化していると感じられます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、今回の上昇で1月中旬の終値ベース高値を明確に上抜けたことで短期的なトレンドは強気に転じています。出来高を伴ったブレイクは買いの正当性を高めますが、短期的には過熱感や一時的な利食いによる押し目が入りやすく、オシレーター系指標は過熱領域に入る可能性があります。目先のサポートは直近の終値付近(約5万4千円台)と、そこを割り込んだ場合は5万2千円台付近が次の下支え候補、上値は心理的節目の5万5千円台、その先に5万6千円台が意識されます。短期トレードでは押し目での買いを狙う戦略が有効ですが、ブレイクの持続性を確認するまではポジションサイズに注意が必要です。
ファンダメンタル面では、米ISM製造業指数の予想外の強さや米株高、半導体セクターの好調さが当面の上昇を支える主要因です。これに対して、米つなぎ予算の不透明感やFRB人事に伴う金融政策リスク、為替の急変(特に円安の進行と介入警戒)は上値を抑える要因となります。企業決算(半導体関連や主要米企業の決算)や来週以降の経済指標次第ではセンチメントが急変し得るため、ファンダメンタルの裏付けが続くかどうかが重要です。短中期は強気優勢だが、政治・政策・為替の不確実性が高く、材料次第で急速に調整局面に転じるリスクを常に意識しておく必要があるでしょう。
