3月19日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
為替市場では、有事のドル買いの流れがやや一服し、足元ではドル売りが優勢となっています。ドル円は159円台で上値の重さが意識されており、過度な円安進行が一旦落ち着いていることは、日本株にとっては安心材料の一つといえます。一方で、ユーロドルやポンドドルが底堅く推移していることからも分かる通り、市場全体は次の材料待ちの様相が強く、為替も方向感に欠ける状況です。
今週は主要中銀の金融政策発表が集中しており、特に米FOMCを控えていることから、積極的に上値を追うというよりは結果を見極めたいというムードも残っています。有事によるエネルギー価格の上昇がインフレ圧力として意識される一方で、各国中銀は不確実性の高まりから拙速な利上げには慎重姿勢を維持しており、金融政策の方向性が見えにくい局面にあります。このため、足元の株価上昇もイベント通過前のポジション調整の側面を含んでいると考えられます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、5万5000円の節目を回復し高値引けとなったことで、短期的には自律反発局面の継続が意識されやすい状況です。直近の下げに対する戻りの初動としては力強く、次は直近高値圏への戻りを試す展開も想定されますが、急落前の価格帯では戻り売りも出やすく、上値では徐々に重さが出てくる可能性があります。一方で、下値については今回の反発で押し目買い意欲の強さが確認されており、大きく崩れるリスクは当面限定的とみられます。
ファンダメンタル面では、中東情勢と原油価格の動向、そして米金融政策が引き続き最大の焦点となります。原油価格が落ち着きを保てばインフレ懸念の後退を通じて株式市場には追い風となりますが、再び緊張が高まればボラティリティは再燃しやすいでしょう。また、FOMCの結果やパウエル議長の発言内容次第では金利見通しが変化し、グローバル資金の流れにも影響を与えるため、短期的にはイベントドリブンの不安定な値動きが続くでしょう。

