3月26日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
もっとも、上昇一巡後は上値を積極的に追う動きは限られ、5万3700円前後でのもみ合いが続くなど、依然として戻り待ちの売り圧力の強さも意識される展開でした。中東情勢については依然として予断を許さず、停戦合意に向けた条件提示や仲介の動きが伝わる一方で、双方の要求は隔たりが大きく、報復攻撃も続いていることから、投資家は楽観一色とはなりにくい状況です。為替市場においても、有事のドル買いの勢いにはややブレーキがかかりつつあるものの、関連ニュースに敏感に反応してドルが買われる場面もあり、円相場は方向感に欠ける神経質な動きが続いています。この為替の不安定さも、日本株の上値を抑える一因として意識されているように感じられます。
また、日銀の金融政策決定会合の議事要旨では、金融緩和の調整について特定のペースを設けず柔軟に判断する姿勢が改めて確認されましたが、現時点では市場の最大の関心はあくまで中東情勢であり、金融政策に対する反応は限定的でした。市場参加者の多くは、政治や軍事情勢といった外部要因に相場の主導権が握られている現状を強く意識しており、いわば「材料待ち」の状態が続いている印象です。
これからの動きをテクニカル的に見ると、直近の急落後に急反発したことで、5万4000円前後が短期的な上値抵抗帯として意識されやすくなっており、ここを明確に上抜けられるかが当面の焦点となりそうです。一方で、下値については5万2000円台前半から5万3000円近辺にかけて押し目買い需要が入りやすいゾーンが形成されつつあり、当面はこのレンジ内でのボックス相場が続く可能性が高いと考えられます。急騰後のスピード調整や、短期的な利食い売りによる値固めの局面も想定しておく必要があるでしょう。
ファンダメンタル面では、やはり最大の焦点は米国・イスラエルとイランの停戦交渉の行方です。仮に停戦や緊張緩和が現実的に進展すれば、原油価格の落ち着きとともに企業業績見通しの不透明感が後退し、半導体や景気敏感株を中心に再び上値を試す展開も期待できます。一方で、停戦交渉が難航し、軍事衝突が長期化するような事態となれば、企業の業績見通しが保守的になる可能性が高まり、株価は再びリスク回避の動きに押されやすくなるでしょう。当面の日経平均は中東情勢のヘッドラインに大きく左右される不安定な相場環境が続きやすく、短期的にはボックス圏推移を基本としながらも、情勢次第では上下どちらにも振れやすい状態が続くことが予想されます。
