10月23日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が6万3000円を割り込み、安値引けとなった点が警戒されます。大幅安の翌日は自律反発狙いの買いや空売りの買い戻しが入りやすいものの、下落局面で売買が膨らみ、主力株への売りが続く場合には、下値を探る展開が続きやすくなります。まずは6万3000円を早期に回復できるかが焦点です。同水準を回復しても上値の重さが残る場合、戻り売りに押される展開が想定されます。一方、売りが一巡して6万2000円台を維持できれば、短期的な反発に向かう余地もあります。ただし、急落直後の反発だけで相場の底入れを判断するのは早く、下落幅の縮小や主力株の値動きを確認する必要があります。
ファンダメンタル面では、AI関連企業の業績見通しや設備投資計画、半導体製造装置メーカーの受注動向が相場の方向性を左右します。AI需要そのものが失われたわけではありませんが、投資額の拡大に対して収益化が遅れるとの懸念が強まれば、高い成長期待を織り込んできた銘柄を中心に株価調整が長引く展開も考えられます。反対に、米国企業の決算や業績見通しでAI需要の底堅さが確認されれば、売られ過ぎた半導体関連株を中心に買い戻しが進む展開も見込まれます。目先は米国のハイテク株とアジア市場の落ち着きが戻るかどうかが重要です。現時点では下落圧力が優勢ですが、急ピッチな下げによる反発にも注意しながら、海外市場の動向と企業業績の裏付けを確認する局面です。
一方、外国為替市場では、株安を受けたリスク回避の円買いが強まり、ドル円相場は158円台前半から157円台前半まで円高方向に振れました。急速な円高は輸出企業の採算改善期待を後退させるため、半導体関連株の下落と重なり、日本株の重荷となりました。中東情勢を巡る緊張も引き続き警戒材料です。米国による対イラン攻撃再開への懸念が原油価格を押し上げる展開になれば、エネルギーコストの上昇やインフレ圧力を通じて、企業業績と金融政策の両面に影響を及ぼします。今後は米国のハイテク株の動向に加え、原油価格や米長期金利、為替相場の変化にも注意が必要です。
