1月20日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
もっとも、売り一巡後は先高感への期待も根強く、過度なリスク回避にはつながりませんでした。下げ幅を縮小し、結果的にはきょうの高値圏で取引を終えたことから、市場には押し目買い意欲も確認できます。業種別では下落業種と上昇業種が拮抗しており、指数ほどの悲観色は強くありませんでした。一方で、国内政治では高市首相による衆院解散表明を控え、いわゆる「高市トレード」への期待と、その反動調整が交錯しており、投資家は積極的にポジションを傾けにくい状況です。選挙という不確定要素を前に、様子見姿勢が広がっている印象です。
海外に目を向けると、トランプ大統領の外交・通商を巡る発言が引き続き市場の波乱要因となっています。欧州への関税発言は、従来の交渉戦術と受け止められている面もありますが、ドル売り圧力が強まり、金価格が最高値を更新するなど、安全資産志向が強まっている点は市場の不安心理を映しています。米国市場が祝日で休場となることもあり、きょうは海外勢のフローが限定的で、神経質ながらも方向感に欠ける展開となりました。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は短期的に調整局面に入っているものの、5万3000円台では押し目買いが入りやすく、下値支持線として意識されやすい水準です。一方で、高値圏での推移が続いているため、上値では戻り売りも出やすく、当面は高値圏でのもみ合いが予想されます。
ファンダメンタル面では、世界的な通商リスクや地政学リスク、そして国内の政治イベントが不確実性を高めているため、当面はボラティリティが高い展開が続くと考えられます
。米国の金利動向や主要国のインフレ指標、IMFなどの世界経済見通しが示す成長見通しが悪化すればリスクオフが強まりやすく、逆に経済指標が安定して金利上昇懸念が後退すればリスクオンに転じやすい状況です。国内では財政拡張懸念が長期金利を押し上げる可能性があり、これが続くと株式市場にとっては重しとなるでしょう。
