1月28日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
今日1月27日の東京株式市場は、前日までの急落に対する自律反発の色合いが強い一日となりました。日経平均株価は朝方こそ、前日に為替が急激に円高方向へ振れた流れを引き継ぎ、日米当局による為替介入への警戒感もあって売りが先行しましたが、売り一巡後は押し目買いや短期的なリバウンド狙いの買いが入り、次第に上昇へ転じました。先行き不透明感は依然として残るものの、前日までの下落で過度な警戒感が後退したこともあり、相場は全体として底堅く推移しました。大引けにかけてはポジション調整の動きも落ち着き、指数は引き締まる形で取引を終えています。
為替市場では、朝方は円高基調が意識されたものの、その後はドル円が154円50銭台まで円安方向に戻り、株式市場の安心材料となりました。急速な円高進行が一服したことで、輸出関連株や半導体関連株に買い戻しが入りやすい環境となった点は、きょうの相場を下支えした要因と言えそうです。一方で、通貨オプション市場に見られるように短期的なボラティリティは依然として高く、為替を巡る緊張感が完全に解消されたわけではありません。
業種別では上昇と下落が拮抗する中、水産農林や非鉄金属といったディフェンシブ色や資源関連の一角が買われ、相場全体を支えました。米国株市場が堅調だったことや、米長期金利の低下を背景に国内の半導体関連株が持ち直したことも、指数押し上げに寄与しています。ただし、トランプ政権による関税政策の不透明感や中東情勢の緊張、米国内の政治・社会不安といった外部環境の不安材料は引き続き意識されており、積極的に上値を追うには慎重さも感じられる展開でした。
テクニカル面では日経平均が5万3000円台を回復したものの、短期的なRSIなどは調整局面を示唆しており、上値では戻り売りが出やすい水準にあります。一方で、直近の下落局面で一定の押し目買い意欲が確認されており、急落を繰り返す可能性は低下してきたと考えられます。
ファンダメンタル面の見通しとしては、企業決算は総じて堅調で、米国株の基調も大崩れしていないことから、中期的には底堅い推移が期待されます。ただし、米FOMCをはじめとした重要イベントや為替動向次第では短期的な変動が大きくなりやすく、当面は神経質な値動きを伴いながら、レンジ内での上下を繰り返す展開を想定しておきたいところです。
