3月3日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
その後は、短期的な売られ過ぎ感から下げ渋る動きも見られましたが、時間外取引で米株価指数先物が軟調に推移したこともあり、積極的な買いは入りにくく、全体としては模様眺めムードの中で戻りは限定的となりました。業種別では、空運株や証券株など景気や市場心理に左右されやすい銘柄を中心に下落が目立ち、投資家の慎重姿勢が鮮明でした。
為替は、週明けのオセアニア市場でドル高のギャップが見られた後は比較的落ち着いた値動きとなっていますが、ドル指数は先週末比で高い水準にとどまり、有事に伴うドル買い圧力は依然として根強い状況です。原油先物は急騰の一服こそ見せたものの高止まりしており、エネルギーコスト上昇を通じたインフレ懸念が残るため、為替・金利・株式の相互作用を通じて日本株に下押し圧力をかける要因となっています。
中東情勢については、双方が強硬姿勢を崩しておらず、現時点で明確な出口が見えないことから、短期的には関連ニュースに一喜一憂する不安定な相場展開が続きそうです。一方で、トランプ米大統領がイラン暫定指導部との協議に合意したと明かしていることもあり、事態が沈静化に向かう兆しが見えれば、急速な買い戻しが入る可能性も残されています。
これからの動きをテクニカル的に見ると、短期的にボラティリティが高く、重要なサポート・レジスタンスを試す展開が続くと見ています。直近の急落でオシレーター系指標は売られ過ぎを示す可能性が高く、短期的な反発余地はあるものの、出来高を伴わない戻りは上値追いの材料になりにくく、主要移動平均線を明確に回復できるかが当面の分岐点になります。
ファンダメンタル面では、中東情勢の行方と原油価格の推移が最大の不確実要因であり、紛争の激化が続けば世界的なインフレ圧力と景気減速懸念が強まり、リスクオフの流れが長期化するリスクがあります。一方で、事態が収束に向かう兆しが出ればポジション調整や買い戻しが入りやすく、政策期待や企業業績の下支えが確認されれば相場は落ち着きを取り戻す可能性があります。短期的にはニュースフローに一喜一憂する展開が続きやすいでしょう。
