5月7日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
本日の日経平均は前日比228円高と3日ぶりに反発し、米ハイテク株高の流れを引き継いだ堅調なスタートとなりました。前日の米国市場ではアルファベットの好決算をきっかけにナスダックが過去最高値を更新し、投資家心理が改善したことが東京市場にも波及し、AIや半導体関連の一角が買われ指数を押し上げる展開となりました。もっとも、日経平均は一時400円超高まで上昇したものの、その後は上値の重さが意識され、引けにかけて伸び悩む動きとなっており、全体としては戻り売りと様子見姿勢の強さが印象的でした。特に大型連休を前にポジション調整の動きが出やすく、積極的に上値を追うエネルギーは限られていたと考えられます。
個別物色では空運株や商社株がしっかりした一方で、値下がり銘柄数が値上がりを上回っている点からも分かるように、指数の上昇ほど市場の地合いは強くなく、物色の偏りが続いています。また、直近の下げで約1200円超調整していたこともあり、自律反発狙いの買いが入りやすい局面だったことも支えとなりました。為替については、前日にドル円が急騰後に急落する荒い値動きとなり、当局の円安けん制姿勢が強く意識される展開となりました。本日は157円台前半で落ち着きを見せていますが、依然として不安定な状態であり、株式市場もこの動きに神経質になっている様子です。
加えて、海外市場ではメーデーによる休場で流動性が低下する中、原油価格や中東情勢への警戒も残っており、外部環境は決して安心できる状況ではありません。こうした中で、米ISM製造業景気指数や主要企業決算といったイベントを控えていることも、積極的な売買を手控えさせる要因となっています。
これからの動きをテクニカル的に見ると、直近の下落に対する自律反発局面にあり、短期的には6万円付近が上値の心理的な抵抗として意識されやすい状況です。一方で、調整を経たことで下値は5万8千円台後半から5万9千円割れにかけて一定の押し目買い需要が見込まれ、当面はレンジ相場が続く可能性が高いと考えられます。
ファンダメンタル面では、米国の景気底堅さや企業業績の堅調さが引き続き支えとなる一方、為替の不安定さや地政学リスク、金融政策への思惑が上値を抑える要因となりそうです。総じて、好材料と警戒材料が拮抗する中で、方向感に欠けるものの、押し目では買いが入りやすい底堅い展開を想定しています。
