11月21日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
今日の日経平均株価は,前日比1286円高の4万9823円と大幅反発し、午前中には一時5万574円まで上昇しました。米半導体大手エヌビディアの好決算を受けた米株先物の上昇が日本株にも波及し、半導体関連株を中心に買いが広がりました。ただし、買い一巡後は戻り待ちの売りに押され、終値ベースでの5万円回復は持ち越されました。業種別では33業種中31業種が上昇し、非鉄金属株や電気機器株が特に強い動きを見せました。
ここからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は5万円台が強い節目として意識される水準であり、5日・25日移動平均線の上方乖離がやや広がっているため、短期的には利益確定売りが出やすい局面といえます。ただし、下値では4万9000円台後半にサポートが形成されつつあり、押し目は拾われやすい地合いが続きそうです。
一方で、ファンダメンタル面では米半導体関連の好決算やドル高円安基調が日本企業の収益改善期待につながりやすく、押し目では買いが入りやすい地合いです。米雇用統計など外部要因による変動は避けられませんが、強い結果が出ればドル高円安がさらに進み、輸出関連株を中心に株価を押し上げる可能性があります。
強い外部環境を背景に上昇基調は続きやすいものの、節目の5万円台では達成感が出やすく、上下に振れながら高値圏での攻防が続く相場展開が予想されます。
