12月4日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
今日の東京株式市場は、日経平均が5万円台回復を試すほどの強い地合いをみせ、半導体やAI関連を中心に買いが広がりました。前日の米国市場でハイテク株が買い戻された流れが東京市場にも波及し、日経平均は一時800円超の上昇となりました。ただし、上昇分の大半をソフトバンクG、東エレク、アドバンテスの3銘柄が押し上げており、値がさ株主導の色彩が強い点は気になります。銀行株などこれまで堅調だったセクターには利益確定売りが入り、TOPIXは反落するなど、指数間での温度差もみられました。
ここからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が心理的節目である5万円台を挟んだ攻防が続き、上値を固めきれるかが焦点となります。短期的には過熱感もやや意識されやすく、値がさ株主導の相場が続く場合は上昇の持続性に注意が必要です。一方、5万円台を明確に定着できれば、再び高値トライの流れが強まる可能性があります。
ファンダメンタル面では米利下げ観測が支えとなる一方、国内では日銀の政策スタンスや円相場の動向が影響を与える可能性があります。半導体やAI関連など成長期待の高い分野への資金流入は続くと考えられますが、短期的には利益確定売りとの綱引きが意識され、5万円台を安定的に維持できるかどうかが次の展開を左右する局面となりそうです。
