12月26日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
今日の東京株式市場は、寄り付き直後こそ買いが先行し、日経平均は一時5万510円台まで上昇しましたが、その後は戻り待ちの売りに押され、上値の重さが目立ちました。年末接近で新たな手掛かり材料に乏しいことや、クリスマス休暇に入っている海外投資家が多いとみられることから、積極的に上値を追う動きは限定的でした。前場終盤から後場にかけては一時マイナス圏に沈む場面もありましたが、参加者が少ないなかで引けにかけてやや持ち直し、結局は小幅高で取引を終えています。業種別では、紙・パルプや金属製品など内需色や素材関連の一角が買われ、全体としては値上がり業種が優勢でした。
これからの動きをテクニカル的に見ると、テクニカル面では、直近数日で50500円超の水準で売り圧力が強まっていたことから、上値抵抗が意識されやすく、短期的には戻り売りやレンジ揉み合いの可能性が高いと考えられます。移動平均線や出来高の推移が示す方向性を確認し、50500円前後を明確に突破できるかが当面の注目ポイントになります。
ファンダメンタル面では、米国株が史上最高値圏で推移していることや、米景気に対する過度な悲観が後退していることは支援材料ですが、年末年始は材料難と流動性低下から値動きが荒くなりやすい点には注意が必要です。当面は上値を試す力強さに欠ける一方、大きく崩れるほどの悪材料も乏しく、高値圏での保ち合いを続けながら、年明けの材料待ち局面に移行していく展開が想定されます。
