12月25日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
今日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比68円77銭安の5万344円10銭と、4日ぶりに反落しました。前日の米国株高を受けて買い先行でスタートし、半導体関連株を中心に序盤は水準を切り上げ、一時は50600円台まで上昇しました。しかし、薄商いのなかで買いが一巡すると上値の重さが意識され、10時台半ば以降はじりじりと値を消す展開となりました。後場に入るとマイナス圏に沈み、その後は戻りを試す動きも乏しく、安値圏で取引を終えています。TOPIXも下落し、業種別では空運や保険などを中心に下落業種が優勢となりました。海外勢のクリスマス休暇入りによる参加者減少が、様子見ムードを強めた一日だったと言えます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は高値圏でのもみ合いが続いており、短期的には過熱感を冷ます調整局面入りを意識しやすい水準です。5万3000円台前半は目先のサポートとして意識されやすく、これを明確に割り込むかどうかが年内の焦点となりそうです。
一方、ファンダメンタル面では、米国景気の底堅さや半導体関連を中心とした業績期待が引き続き支えとなるものの、年末年始は材料難と流動性低下から、積極的な上値追いは限定的と見られます。
