1月14日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
13日の東京株式市場は、政治報道をきっかけとした期待感が一気に相場を押し上げる一日となりました。日経平均株価は前週末比1609円高の5万3549円と大幅に続伸し、TOPIXも大きく上昇して、ともに6日に付けていた終値ベースの最高値を明確に更新しました。前週末深夜に、高市早苗首相が通常国会冒頭での衆議院解散を検討していると報じられたことが市場心理を強く刺激し、同首相が掲げる積極財政への期待から、いわゆる「高市トレード」が復活する形で幅広い銘柄に買いが入りました。午後には、首相が自民党幹部に解散の意向を伝えたとの報道も加わり、相場は一段と強含む場面が見られましたが、短期間での急騰に対する過熱感も意識され、引けにかけては上値の重さも感じられました。
為替市場では、ドル円が158円台後半まで円安方向に振れ、159円目前で推移しました。2024年夏以来の円安水準ということもあり、輸出関連株には追い風となった一方、160円という心理的節目が近づいていることで、市場には当局の対応や米国側からの為替に関するメッセージを警戒する空気も漂っています。円安は株高を後押しする材料である一方、行き過ぎれば不安定要因にもなり得るため、為替動向は反応しやすい局面に入っていると感じられます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均、TOPIXともに明確な上放れとなり、トレンド自体は依然として強い状態です。ただし、短期的には急ピッチの上昇により、RSIなどのオシレーター系指標では過熱感が意識されやすく、いったんは高値圏でのもみ合いや、押し目を作る展開も想定されます。
ファンダメンタル面では、解散・総選挙を巡る思惑を背景に、積極財政や景気刺激策への期待が続く限り、日本株に対する評価は底堅さを保ちやすいと考えられます。加えて、米国株の堅調さやAI関連を中心とした成長期待が続けば、中期的には押し目を拾う動きが優勢となり、株価は高値圏を維持しながら次の上値を試す展開が見込まれます。ただし、米CPIの結果や為替が160円を明確に超えるかどうかといった外部要因次第では、ボラティリティが高まる可能性もあり、楽観一辺倒ではなく、調整局面を意識した慎重さも必要な局面に入っていると言えそうです。
