2月5日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
市場全体のムードとしては、今週に入ってから非常に神経質で不安定な値動きが続いています。金や銀といった貴金属、原油といった商品市場が短期間で急落と急反発を繰り返し、安全資産とされてきたものがむしろ高いリスク資産のような値動きを見せたことが、投資家心理を揺さぶっています。ただ、足元では投機的な資金が一巡したことで、過度なボラティリティはやや落ち着きつつあり、その点は株式市場にとって一定の安心材料と言えそうです。
為替については、円安基調が引き続き日本株の下支え要因となっています。高市首相の発言を円安容認と受け止める海外投資家も多く、実際の為替相場も円安方向を意識した動きが続いています。ただし、ドル円が159円台に乗せた後の過去の経緯を踏まえると、為替レートチェックや実弾介入への警戒感が次第に高まりやすい水準でもあり、特に週末に衆院選という大きな政治イベントを控える中では、為替発の急変動リスクには注意が必要でしょう。
海外要因では、米国のISM製造業景気指数が予想以上に強く、ドル買いが進んだ点が印象的でした。トランプ大統領の突発的な言動に市場がやや疲れ始めている一方で、関心は徐々に米国の実体経済指標へとシフトしているように見受けられます。本日はADP雇用者数やISM非製造業景気指数など重要指標が控えており、米国景気の底堅さが確認されるかどうかが、今晩以降の市場の方向感を左右しそうです。また、米国株はAI関連を中心に調整色が強まり、地政学リスクも意識されましたが、政府機関閉鎖回避のめどが立ったことは下支え材料となりました。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は高値圏でのスピード調整局面に入ったと考えられます。5万4000円前後は短期的なサポートとして意識されやすく、ここを大きく割り込まない限りは、押し目を拾う動きが続きやすいでしょう。一方で、急騰直後である以上、上値では利益確定売りも出やすく、しばらくは高値圏でのもみ合い、あるいは値幅を伴う調整が続く可能性があります。
ファンダメンタル面では、国内では衆院選を前にした政策期待、企業決算の内容の良さ、円安基調といったポジティブ要因が依然として生きています。海外でも米景気が底堅さを保つようであれば、日本株に対する中期的な強気見通しは崩れにくいと考えられます。ただし、為替介入リスクや地政学リスク、米ハイテク株の調整が深まる場合には、短期的な下押し圧力が強まる場面も想定されます。目先は不安定ながらも、調整はあくまで上昇トレンドの中での健全な動きにとどまり、好業績銘柄を中心とした選別色の強い相場が続く事が予測されます。
