3月23日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
為替市場は、有事に伴うドル買いの動きとその反動が交錯する神経質な展開となっており、特に円安方向に振れる場面ではドル円の160円水準を巡る思惑が意識されています。仮に円安が進行すれば当局の介入警戒感が高まり、株式市場にとっても不安定要因となりやすく、為替の動向は引き続き重要な変数となりそうです。
さらに、足元では各国中銀の金融政策イベントが集中しており、米国ではFOMCで政策金利が据え置かれたもののインフレ見通しが上方修正され、利下げ期待が後退しています。欧州でもエネルギー価格上昇を背景に金融政策の不透明感が強まっており、世界的に「金融緩和に動きにくい局面」に入っている点は相場の重しとなっています。こうした中で、原油高・インフレ・金融政策という複数の不安要因が同時に意識されていることが、本日の全面安につながったと言えるでしょう。
これからの動きをテクニカル的に見ると、テクニカル面では短期的に過熱感のあった上昇局面からの急落であり、直近の上昇幅に対する調整局面入りとみられます。5万3000円台前半は一旦の下値支持として意識されるものの、ここを明確に割り込むようであれば、次の節目として心理的な5万2000円近辺までの下押しも視野に入ります。一方で、急落後は自律反発も入りやすく、短期的にはボラティリティの高い値動きが続く可能性が高いと考えられます。
ファンダメンタルズ面では、最大の焦点は中東情勢と原油価格の動向です。ホルムズ海峡を巡る緊張が長期化すれば、エネルギーコスト上昇を通じて企業収益や消費に悪影響を及ぼす懸念が強まり、株式市場の上値を抑える要因となります。また、インフレ圧力の再燃によって各国中銀が金融緩和に踏み切れない状況が続けば、流動性相場から業績相場への移行がより鮮明となり、選別色も強まるでしょう。
短期的には不安定な調整局面が続きやすく、外部環境に振らされる展開が想定されますが、中東情勢の落ち着きや原油価格の安定が確認できれば、再び押し目買いが入りやすい地合いに戻ると考えられます。
