4月1日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
個別ではAI関連や電線株など、これまで相場をけん引してきた銘柄群の下げが目立ち、相場の主力どころに利益確定やポジション整理の動きが出ている点はやや気掛かりです。業種別でも大半が下落しており、物色の広がりが乏しい点からも、市場全体としてリスク回避志向が優勢であることがうかがえます。為替市場ではドル円が一時159円台後半から半ばへとやや円高方向に振れる場面が見られ、有事のドル買いの巻き戻しが意識されましたが、足元では再び方向感に欠ける展開となっており、為替が株式市場の明確な支援材料にはなり切れていない印象です。米10年債利回りがやや低下している点は株式市場にとって一定の下支え要因ではありますが、それ以上に原油価格や中東情勢のニュースヘッドラインに相場が左右されやすい状況が続いています。
また、米軍による作戦ブリーフィングが予定されているとの報道もあり、今晩以降の海外市場では軍事的な進展や被害状況の内容次第でリスク資産の方向性が大きく変わる可能性があります。さらに欧州のインフレ指標や米国の消費者信頼感指数、求人件数など重要指標も控えており、金融政策見通しを巡る思惑も重なり、当面は値動きの荒い展開が続きやすいと感じます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は4日続落し、かつ前月末比で13%下落していることから、短期的には明確な調整局面に入っていると考えられます。特に5万1000円近辺は心理的節目として意識されやすい水準であり、ここを明確に割り込むような展開となれば、次の下値メドとしては5万円前後、さらにその下では25日移動平均線や過去のもみ合い水準が意識されやすくなると見られます。一方で、短期間での下げ幅が大きいことから、自律反発が入りやすい水準に近づいているとも言え、短期的には5万2000円台から5万3000円台付近までの戻りを試す場面があっても不思議ではありません。ただし戻り局面では上値での売り圧力が強まりやすく、戻り売り優勢の展開が基本シナリオになる可能性が高いと考えます。
ファンダメンタル面では、最大の焦点は引き続き中東情勢と原油価格の動向です。原油が100ドル台前半で高止まりする状況が続けば、企業収益や世界景気への懸念が強まり、株式市場には重荷となります。また、半導体株の調整が続いている点も見逃せません。日本株はこれまでAI関連や半導体関連の上昇が相場全体を押し上げてきた側面が大きく、これら主力株の動向が弱含む場合、指数全体の戻りも限定的になりやすいと考えられます。一方で、米長期金利の低下やFRBの過度な引き締め懸念の後退が続くようであれば、株式市場には一定の下支え要因となる可能性もあります。
