4月6日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
為替市場については、足元で原油先物や地政学リスクの影響を受けて投機的な動きが強まり、ボラティリティーが上昇している点が引き続き警戒材料となっています。為替の振れが大きくなる局面では、輸出関連株や外需関連株の値動きが荒くなりやすく、株式市場にも短期的な影響を与えやすい状況が続いていると考えられます。また、米長期金利の低下が確認されたことは、ハイテクや半導体関連株への買い戻しを促す材料となり、本日の反発の一因となった側面もあるでしょう。
もっとも、市場全体には依然として慎重姿勢が残っている印象も強く感じられます。米国市場が聖金曜日で休場となるなか、海外勢の積極的な売買が限られたことや、今晩発表予定の米雇用統計を控えた様子見姿勢が広がったことで、上値を積極的に追う動きにはつながりませんでした。また、イラン情勢については依然として強硬な発言が相次いでおり、ホルムズ海峡の閉鎖リスクが完全に後退したわけではないことから、投資家心理は楽観一色とは言い難い状況です。中国の非製造業PMIが予想を下回った点も、世界景気の減速懸念を完全には払拭できていない材料として意識されているように思われます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は5万3000円台を回復したことで短期的な下値不安はやや後退した印象があります。ただし、朝方の高値である5万3400円台付近では戻り売り圧力が確認されており、この水準が当面の上値抵抗帯として意識されやすいと考えられます。直近の急落後の戻り局面であることから、5万3000円台を維持できるかどうかが短期トレンドの分岐点となりやすく、もしこの水準を明確に割り込むようであれば、再び5万2000円台前半までの押し戻しも想定しておく必要があるでしょう。一方で、5万3400円台を明確に上抜けることができれば、短期的な戻り基調が強まり、5万4000円台回復を試す展開も視野に入ってくると考えられます。
ファンダメンタル面では、最大の焦点は引き続き中東情勢と原油価格の動向になると考えられます。ホルムズ海峡の安全航行に向けた協議が進展すれば、原油価格の過度な上昇懸念が後退し、株式市場にとってはプラス材料となる可能性が高いでしょう。一方で、軍事的緊張が再び高まるような展開となれば、原油価格のさらなる上昇や為替の急変動を通じて株式市場に下押し圧力がかかる展開も想定されます。また、今後発表される米雇用統計や米長期金利の動向も重要な材料であり、金利低下基調が続くようであればハイテク株中心に買い戻しが入りやすく、日経平均の下支え要因となると考えられます。
