10月16日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が6日続落で6258円下落し、終値で6万5000円を割り込んだことから、短期的な下落トレンドが強まっています。15日の日中安値である6万4092円近辺が当面の下値支持線として意識されますが、ここを明確に下回る場合は、心理的な節目である6万4000円を割り込み、下値を探る展開に警戒が必要です。一方、急落によって短期的な売られ過ぎ感も強まっており、買い戻しによる反発が入る展開も考えられます。ただし、まずは6万5000円を回復し、同水準を維持できるかが重要です。反発しても上値の重い展開が続けば、戻り売りに押される形となり、下落トレンドからの脱却には時間を要するでしょう。
ファンダメンタル面では、今後発表される米小売売上高や生産者物価指数(PPI)、雇用関連指標に加え、米金融当局者の発言が重要になります。米景気の底堅さが確認される一方、インフレの再加速が懸念されれば、金融政策の見通しが複雑になり、株式市場の不安定さが続く展開が考えられます。また、TSMCの決算や半導体各社の業績見通しを通じて、AI関連投資の拡大が実際の売上高や利益成長につながっているかを見極める必要があります。業績見通しが維持されれば、今回の急落を受けた買い戻しが入り、相場の反発を後押しする材料になりますが、投資負担の増加や収益性への懸念が強まれば、半導体株を中心に調整が長引く展開となるでしょう。当面は、急落後の自律反発を期待しつつも、米国株の動向、半導体関連企業の決算、為替相場を慎重に見極める局面です。テクニカル面で下げ止まりが確認され、ファンダメンタル面でもAI関連企業の成長期待が裏付けられるまでは、戻りを追いかけるよりも、売り圧力の後退と相場の安定を確認する姿勢が重要です。
外国為替市場では、米CPIが市場予想を上回り、発表直後には米国債利回りの上昇とともにドル円が159円手前まで上昇しました。しかし、その後はドル買いが続かず、158円台前半まで押し戻され、東京市場では1ドル=157円90銭近辺で推移しました。米インフレの強さだけではドル高が持続しなかったことに加え、株式市場の急落によるリスク回避の円買いも意識されます。日銀の12月利上げ観測と、米国の利上げが差し迫った状況ではないとの見方が併存していることも、日米金利差の縮小を意識させる要因です。今後、円高が進めば輸出関連企業の採算改善期待が後退し、株式市場には追加的な重荷となります。一方、米経済指標が強く、米金利の上昇を通じてドル円が再び上昇する場合には、輸出株を中心に下支えとなる場面も考えられます。
