1月27日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
業種別ではほぼ全面安となり、これまで相場を牽引してきた輸送用機器や銀行株が揃って下落したことが、指数を押し下げる大きな要因となりました。背景には為替市場の急変があります。先週末にかけてドル円相場が159円台から155円台後半、さらに週明けには154円台へと急速に円高方向へ振れ、日米当局による為替介入への警戒感が一段と強まりました。為替のボラティリティーが急上昇するなかで、為替感応度の高い輸出関連株を中心にポジション調整の売りが出やすい環境となったといえます。
加えて、日米の政治要因や金融政策イベントを控えた不透明感も重しとなりました。国内では総選挙を見据えた思惑が交錯し、海外ではFOMCを控えた様子見姿勢が広がっています。米国では企業決算の内容を見極めたいとの意識も強く、東京市場でも積極的なリスクテイクを控える動きが広がったようです。その結果、指数は終日戻りに乏しく、調整色の強い一日となりました。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が短期の上昇トレンドラインや5万3000円の心理的節目を割り込んだことで、目先は調整が続きやすい形となっています。次の下値メドとしては、25日移動平均線近辺や、これまでの上昇局面で形成された押し目水準が意識されやすく、為替がさらに円高方向へ振れた場合には、もう一段の下押しも警戒されます。一方で、急落により短期的な過熱感は後退しており、下値では自律反発を試す余地も残っています。
ファンダメンタルズ面では、企業業績自体は総じて底堅さを維持しており、決算内容次第では個別物色が再び活発化する可能性があります。ただし、為替動向、FOMCの結果、日米の政治リスクといった外部要因の不確実性が高く、指数全体としては当面、神経質で上下に振れやすい展開が続くと見られます。中期的には、過度な円高進行が回避され、政策・業績面での安心感が戻れば、再び上昇基調へ回帰する余地はありますが、足元では一段の調整も視野に入れつつ、慎重に相場を見極める局面に入ったと考えられます。
