3月2日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
27日の東京株式市場では、日経平均株価が前日比96円88銭高の5万8850円27銭と4日続伸し、終値ベースで連日となる史上最高値を更新しました。TOPIXも同58.34ポイント高の3938.68ポイントと上昇し、約2週間ぶりに最高値を塗り替えています。前日の米国市場でエヌビディアが決算発表後の利益確定売りにより急落した流れを受け、東京市場でも朝方は半導体やAI関連株を中心に売りが先行し、日経平均は一時600円超下落する場面がありました。しかし、心理的な節目である5万8000円を割り込まなかったことから次第に押し目買いが入り、出遅れ感のある銘柄やディフェンシブ株、資源関連株などに物色が広がりました。後場に入ると指数寄与度の高い銘柄の下げが一服し、日経平均はプラス圏に転じてじり高基調となり、週末を控えた様子見ムードのなかでも堅調さを維持したまま取引を終えています。
外国為替市場では、米国の金融政策の先行き不透明感や、地政学リスク、英政治情勢の混乱などが交錯するなかで、ドル円、ユーロ円ともに方向感の乏しい展開が続いています。ポンドは英補欠選挙で与党労働党が敗北するという波乱を受けて売り圧力が強まり、対主要通貨で軟調に推移しました。一方、ドルは米経済指標の発表を控え、積極的な売買が手控えられており、円相場も安全資産としての買いとリスク選好時の売りが交錯し、神経質な値動きとなっています。全体としては、リスク警戒感がくすぶるなかで短期的な材料に左右されやすい相場環境が続いています。
これからの動きをテクニカル的に見ると、テクニカル面では、日経平均は高値更新基調を維持しており、短期的な過熱感は意識されるものの、押し目では買い意欲が強く、5万8000円台前半が下値の目安として意識されます。上値は心理的節目となる5万9000円近辺でいったん伸び悩む可能性があるものの、調整局面でも深押しは限定的とみられ、当面は高値圏でのもみ合いを経ながら、基調としては緩やかな上昇トレンドが継続する展開を予想されます。
ファンダメンタル面では、決算発表が一巡したことで個別材料が出にくく、今後はGDPやPPIなどの主要経済指標や海外の政治・地政学リスクが相場の方向性を決める可能性が高いです。AI・半導体セクターは好決算でも利益確定売りや構造調整のニュースでボラティリティが高く、セクター間の明暗が続く見込みです。
