3月27日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
為替市場ではドル買いが優勢となり、ドル円は159円台半ばを中心に底堅く推移しており、輸出関連株にとっては支えとなる環境が続いています。有事のドル買いに加え、原油価格の高止まりやインフレ警戒による米長期金利の動向が円安圧力となっている構図が見て取れます。一方で、本来安全資産とされる金に売り圧力がかかっている点は、資金の動きが通常のリスク回避とはやや異なる様相を示しており、市場参加者のポジション調整の色合いが強い局面であることを示唆しているように感じられます。今週はイラン情勢に関する報道に市場が振り回される展開が続いており、停戦交渉の進展期待と不透明感が交錯するなかで、相場全体の方向感が定まりにくい状況となっています。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は短期的な戻り局面の中でいったん上値の重さを確認した形となっており、5万4000円台前半は戻り売りが出やすい水準として意識されやすいと思われます。一方で、本日下値を試した5万3200円近辺では一定の押し目買いが入っており、この水準を明確に割り込まない限り、上昇トレンドの中での一時的な調整という位置付けにとどまる可能性が高いと考えられます。25日移動平均線や直近の押し安値が控える5万2500円前後が当面の下値メドとして意識されやすく、この水準を維持できるかが短期トレンドの分岐点となりそうです。
ファンダメンタル面では、最大の焦点は引き続き米国とイランの停戦交渉の行方と原油価格の動向になるとみられます。停戦合意に向けた具体的な進展が見られれば、地政学リスク後退を背景に株式市場にはリスクオンの動きが戻りやすく、特にハイテクや輸出関連銘柄が再び上昇の主役となる可能性があります。一方で、交渉が長期化あるいは決裂するような展開となれば、原油価格の高止まりやインフレ懸念の再燃を通じて株価の上値を抑える要因となり、短期的には値幅の大きい不安定な相場が続くことも想定しておく必要があるでしょう。足元の相場は大きな下落トレンドに転じたわけではなく、上昇基調の中での神経質な調整局面にあると考えられます。ただし、材料に対する反応が極めて速い相場環境であるため、引き続き地政学ニュースと原油、為替の動向を注視する必要があります。
