7月3日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
2日の東京株式市場は、日経平均株価が前日比1741円81銭安の6万8733円15銭と4営業日ぶりに大幅反落する一方、TOPIXは3.48ポイント高の4014.98ポイントと小幅ながら4営業日続伸し、指数間で明暗が分かれる展開となりました。前日の米国市場では、弱い経済指標やフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅安を背景にハイテク・半導体関連株が売られ、その流れを受けて東京市場でも朝方から半導体関連を中心に売りが先行しました。東エレクやアドバンテストなど指数寄与度の高い銘柄が大きく下落したことで、日経平均は一時1800円近い下げとなりましたが、その一方で金融や商社、素材など出遅れ感のあったバリュー株には資金が向かい、市場全体では値上がり業種が値下がり業種を大きく上回る結果となりました。このため、日経平均は急落したものの、TOPIXは堅調さを維持し、市場内部では極端な全面安ではなかったことがうかがえます。
また、今晩発表される米6月雇用統計を控え、積極的な売買を手控える投資家も多く見られました。米国市場が3日に独立記念日の振り替え休日で休場となることもあり、ポジション調整の売りが優勢となった面もあったようです。為替市場ではドル高・円安基調が続く中、政府・日銀による為替介入への警戒感が一段と高まっており、実際に介入が実施されれば短期的に円高へ振れる可能性が意識されました。ただ、市場では介入があっても中長期的には日米金利差を背景に円安方向へ戻りやすいとの見方も根強く、投資家は為替の動向を慎重に見極めている状況です。
これからの動きをテクニカル的にみると、日経平均が短期間で急ピッチに上昇していたことから、今回の下落は利益確定売りを伴う健全な調整局面と考えられます。下値では押し目買い意欲も期待されますが、米雇用統計や米半導体株の動向次第では値動きの荒い展開が続く可能性があります。
ファンダメンタル面では、AI関連を中心とした企業業績への期待や国内企業の収益環境は依然として良好であり、中長期的な上昇基調が大きく崩れたとは考えにくい状況です。米雇用統計が市場予想に近い内容となり、米国景気に対する過度な懸念が後退すれば、半導体関連株への買い戻しも入りやすく、日経平均は調整を挟みながら再び上値を試す展開が期待されます。ただし、為替介入や米金利動向など外部要因による短期的な変動には引き続き注意が必要でしょう。
