10月6日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が6万9000円台を回復し、7万円を一時突破したことで上昇トレンドが改めて強く意識される展開です。6万9000~7万円を明確に維持できれば、7万1000円台、さらに7万2000円近辺を試す展開が視野に入ります。ただし、きょうは1600円を超える急騰となったため、短期的には過熱感が高く、7万円近辺での戻り待ちの売りや利益確定売りによる調整には注意が必要です。特に7万円を割り込んだ際に6万9000円前後で下げ止まれるかが、上昇基調継続を判断する重要なポイントになります。
ファンダメンタル面では、米雇用の減速によって米金融政策への警戒が和らぎ、株式市場には追い風が吹いています。加えて、原油価格の上昇懸念が後退すれば企業のコスト負担やインフレへの警戒も弱まり、世界的な株高を支える材料になります。一方、米長期金利の上昇や欧州の財政・政治問題、円高方向への為替変動は上値を抑える要因です。したがって、目先は7万円台を維持できるかを確認しながら、米ISM非製造業景気指数や長期金利、半導体関連株の値動きを見極める局面になるでしょう。基本的には上昇基調が続く可能性が高いものの、急騰後だけに一本調子ではなく、7万円を挟んだもみ合いと押し目を形成しながら上値を試す展開が予想されます。
一方で、日経平均は7万72円13銭まで上昇した後、7万円をやや下回って取引を終えており、節目到達による達成感や利益確定売りも意識されています。TOPIXも4145.22ポイントまで上昇しましたが、33業種中22業種の上昇にとどまっており、日経平均ほど全面的な上昇ではありません。つまり、きょうの上昇は市場全体が一斉に買われたというより、AI・半導体など成長期待の高い主力株に資金が集中した側面が強いとみられます。こうした指数寄与度の高い銘柄への集中は、上昇局面では非常に強い動きを生み出す一方、利益確定売りが出た場合には指数が想定以上に振れやすい点には注意が必要です。
為替市場ではドル円が157円台半ばから158円台前半で方向感に乏しい動きとなり、株高にもかかわらず円安が大きく進んでいない点が特徴的です。むしろクロス円では円高方向への動きもみられており、今回の株高は円安による輸出企業の業績改善期待というより、米国の金融政策に対する安心感や半導体・AI関連株への買い戻しが主導していると考えられます。また、ユーロ安やフランスの財政・政情不安を背景に欧州債券市場への警戒も強まっており、今後は株式市場だけでなく、米欧の長期金利や為替の動きが相場の方向性を左右しやすくなりそうです。
