9月24日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
本日の株式市場は、週明けから非常に力強い動きとなりました。目立った経済統計の発表がない中、前週末の米国市場でNYダウとナスダックが連日で史上最高値を更新した好調な流れを素直に引き継ぎ、日経平均株価も大幅反発。終値で2営業日ぶりに史上最高値を更新しました。特に、米国の利下げ期待が市場の大きな支えとなっており、レーザーテックなど半導体・AI関連といったハイテク株が相場を力強く牽引した印象です。日銀によるETF売却の影響も限定的との見方が広がり、投資家心理が改善していることも買い安心感につながったようです。
為替市場に目を向けると、ドル円は148円台前半と円安水準で推移しており、これも輸出企業を中心に日本株の追い風となりました。ただ、午後は明日が祝日ということもあり、高値警戒感からか利益確定の売りに押され、やや上値が重くなる場面も見られました。
今後の株価の動きは、今週相次いで予定されている米欧の金融当局者による講演が最大の焦点となります。先週のFOMCで年内あと2回の利下げ観測が示されましたが、この期待感が今後も維持されるのか、それとも当局者の発言によって市場の見方が変化するのかが重要です。利下げ期待が継続すれば世界的に株価は支えられますが、もしタカ派的な発言が相次ぐようであれば、現在のドル買いの流れと共に、株式市場も一旦調整局面を迎える可能性があります。米国の金融政策の方向性を見極めながら、企業業績、特に相場をリードするハイテク関連の動向や、為替の動きを注意深く見ていく必要がありそうです。
テクニカル的には、日経平均株価が史上最高値を更新したことで、上昇トレンドが継続していることは明らかです。目先の心理的な節目として4万6000円台に乗せられるかが注目されます。ただし、短期的な過熱感も意識される水準であり、調整が入った場合に、本日つけた高値圏を維持できるか、また短期的な移動平均線が下値支持線として機能するかがポイントになりそうです。