9月29日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
本日9月26日の東京市場は、米第2四半期GDP確報値の上方改定や米長期金利の上昇を背景にドル高・円安の流れが強まり、ドル円はNYでの149円93銭から東京でも149円台後半まで上伸しました。東京では一時150円手前で上値が抑えられ利益確定の売りが出る場面もあり、午前は149円63銭、午後は149円62銭と小幅な調整が見られましたが、押し目で149円台半ばを維持しており、全体の地合いは依然としてドル高基調です。
米10年債利回りも4.18%台まで上昇傾向を保ち、ユーロドルは1.16台後半、ポンドドルは1.33台半ばでドル優勢の展開となっています。相場は米金利とドルの強さが中心となり、クロス円はドル主導で比較的しっかり推移する一方で、週末ということもあってポジション調整が入りやすく、一方向の大きな動きは出にくい状況でした。
国内株式は為替の追い風や権利取りを支え要因に一部銘柄が堅調だったものの、半導体関連など値がさ株の軟調が足を引っ張り、日経平均は前日比で下落して取引を終えています。
今後の株価の動きをテクニカル的に見ると、日経平均は上値抵抗が意識される局面にあり短期的な調整余地はあるものの、移動平均線は上向きで45,000円台を下支えにした押し目買い圧力は強い状態です。
ドル円は149円台半ばが当面の支持帯、150円を明確に上抜けられるかが次のトレンド判断の分岐点で、上抜ければ輸出・資源関連中心に追加上昇、抵抗で叩かれれば短期的な巻き戻しが想定されます。
米GDPや個人支出などの強めの指標が長期金利を押し上げる限り利下げ期待は後退しやすく、株式には重しとなりますが、逆に今後の指標で金利低下圧力が出ればリスク資産に追い風となります。
国内要因では権利取りや政策・財政見通し、企業決算の出尽くし感が相場に影響するため、短期は「米金利動向とドルの強弱」→「為替の輸出メリット・金利の資金コスト」という順で敏感に反応すると見ておくのが現実的でしょう。