12月18日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
日経平均は前日の大幅下落の反動で3日ぶりに反発しましたが、TOPIXは小幅続落と業種間で明暗が分かれました。朝方は押し目買いや自律反発が入りやすい状況だったものの、日銀の金融政策決定会合や欧州の政策会合を控え、買いの手がかりに乏しく終日方向感に欠ける展開となりました。業種別では保険や非鉄金属が相対的に強く、米株は雇用統計の強弱まちまちの受け止めを反映して高安まちまちで終了しています。全体としては材料待ちの薄商い、短期的なボラティリティは高いがトレンドは明確でない、というのが現状です
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は短期的に下げ過ぎの反動で押し目買いが入りやすく、移動平均線やオシレーターは一時的な戻りを示唆する局面です。ただし、主要サポートを割り込むと下落トレンドの継続サインとなりやすく、155円台前半のドル円上昇が続くと輸出関連の業績期待で一部銘柄が支えられる一方、金融政策不透明感が強まれば上値は重くなります。短期的にはレンジ相場を想定し、重要な抵抗・支持ラインのブレイクで方向感が出ると思われます。
ファンダメンタル面では、日銀の金融政策判断や海外中銀の動向が引き続き最大の材料であり、利上げ・利下げを巡る見通し次第で株価の振れ幅が大きくなる可能性があります。現時点では景気の急減速懸念は限定的であるものの、金融政策イベントを通過するまでは方向感の乏しい推移が続き、その後は結果次第で改めてトレンドが形成されていく展開を想定しておきたいところです。
