12月3日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
2日の株式市場は、前日の米株安を受けながらも東京市場は反発が先行し、日経平均は小幅ながらも続伸しました。寄り付き後には買い戻しが優勢となり、一時は上げ幅を大きく広げる場面もみられましたが、その後は戻り待ちの売りに押され上値は重くなりました。それでも売り込む動きは限定的で、全体としては底堅さが意識されました。業種別では銀行株や非鉄金属が堅調となった一方で、値を崩す業種もみられ、市場全体としては方向感に欠ける展開でした。
ここからの動きをテクニカル的に見ると、直近の急落に対する自律反発が一巡しつつあり、25日移動平均線付近での攻防が続く展開が予想されます。
戻りを試しながらも上値では戻り売りが出やすく、方向感をつかみにくい状況が続きそうです。一方、ファンダメンタル面では、米利下げ観測の強弱や日銀の政策調整への思惑が引き続き相場の変動要因となり、企業業績への影響を見極める動きが続くとみられます。
短期的にはボラティリティを伴うレンジ推移となりやすいものの、中期的には金融政策の方向性が明確になれば、落ち着きを取り戻しやすい展開が期待されます。
