1月21日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
20日の東京株式市場は、日経平均が大幅に4日続落し、心理的節目である5万3000円を終値ベースで下回るなど、調整色の強い一日となりました。米国市場が休場で手掛かりに乏しいなか、欧州市場がグリーンランドを巡る米欧対立への警戒感から下落した流れを引き継ぎ、日本株も朝方から売りが先行しました。政治情勢が相場を左右する「政治相場」の様相が一段と強まっており、高市政権継続への期待よりも、トランプ大統領を巡る不透明要因が市場心理を冷やしている印象です。証券やサービスといった外部環境に敏感な業種が売られる一方で、内需関連株には選別的な買いも入り、全面安とはならなかった点は下値の堅さも意識させました。後場にかけては売り一巡感から下げ幅を縮小する場面もあり、投資家の押し目志向が完全に後退しているわけではないことも確認できます。
為替市場では、米国売りと日本売りが同時に進むやや複雑な地合いとなり、ドル円は158円近辺で方向感を欠く動きが続いています。ドル安圧力と円安圧力が拮抗する中で、為替が株式市場の明確な支援材料にも重石にもなりきれていない状況です。一方、リスク回避の動きから金などの安全資産が買われ、最高値を更新している点は、投資家の警戒感の強さを象徴しています。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が短期的な調整局面に入り、5万2000円台前半が当面の下値メドとして意識されそうです。4日続落で自律反発の余地はあるものの、戻り局面では5万3500円前後が上値抵抗として意識されやすく、値固めの時間帯に入る可能性が高いでしょう。出来高が伴う下落は警戒シグナルです。
ファンダメンタル面では、企業業績自体は大きく崩れていないものの、米欧の政治・通商問題やダボス会議での発言次第で市場のリスク許容度が左右されやすい状況が続きます。政治リスクが一服すれば押し目買いが入りやすい一方、不透明感が長引けば調整がもう一段深まる展開も想定され、当面は神経質で振れの大きい相場展開が続くと予想されます。
