4月15日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
為替については、朝方は円安水準が維持されていたものの、取引時間中には1ドル=159円台前半へとやや円高方向に振れる場面が見られました。この円高方向への小幅な調整は、原油高を背景とした「悪い円安」の巻き戻しという側面が強く、輸出株にとってはやや重しとなった可能性があります。ただ、中東情勢が依然として不透明ななかでは、円高が持続的なトレンドとして定着する可能性は現時点では高くなく、為替は引き続き神経質な動きが続きやすい状況と考えられます。
相場全体の背景としては、米国とイランの停戦協議が合意には至らなかったものの、協議継続の姿勢が示されたことで「最悪の事態はひとまず回避された」との安心感が広がり、投資家心理の改善につながったことが大きかったと思われます。一方で、中東情勢そのものは依然として流動的であり、突発的な報道一つで原油価格が大きく振れる可能性が残されていることから、市場のボラティリティが完全に低下したとは言い難い状況です。また、ドル指数が移動平均線のデッドクロスを示し、ドル高トレンドが崩れつつあるとの見方も出ていることから、為替市場の方向感が揺らぎやすく、それが株式市場にも影響を与えやすい局面に入っている印象を受けます。
日経平均は本日の大幅反発により短期的な下値不安はやや後退したものの、直近高値圏である5万8000円前後は依然として強い上値抵抗として意識されやすい水準です。ここを明確に上抜けできるかどうかが、次の上昇トレンド再開の分岐点になると考えられます。反対に、短期的な押し目としては5万6500円前後が支持帯として意識されやすく、この水準を維持できるかが当面の焦点になるでしょう。高値圏でもみ合いが続く場合には、いったんスピード調整的な押しが入る可能性も視野に入れておく必要がありそうです。
ファンダメンタル面では、中東情勢の動向と原油価格の安定性が引き続き最大の焦点となります。停戦協議が具体的な前進を見せれば投資家心理はさらに改善しやすく、半導体や非鉄などの主力株を中心に上値を試す展開も期待できます。一方で、米国の生産者物価指数(PPI)が市場予想を大きく上回るような結果となれば、インフレ再燃懸念から金利上昇や株価調整につながる可能性もあり、注意が必要です。また、米主要金融機関の決算内容や今後のガイダンスも市場の方向感を左右する材料となるでしょう。
