4月17日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
買い一巡後には短期的な利益確定売りが出て上値の重さを感じる場面も見られましたが、押し目ではしっかりと買いが入り、高値圏を維持して引けたことは、相場の地合いの強さを示していると考えられます。特にTSMCの好決算が半導体関連株の安心感につながり、先物主導で指数が一段高となった流れは、足元の市場が依然として半導体主導の相場であることを改めて印象付ける内容でした。
為替面では、東京時間序盤に中国GDPや豪州雇用統計の強い結果を受けて豪ドル買いが進み、ドルがやや売られる展開となりました。また、日本の財務官発言により為替介入への警戒感が意識されたことも、ドル円の上値を一時抑える要因となったようです。ただし午後以降はドルが買い戻される動きとなり、為替の急激な円高進行が見られなかったことは、日本株にとって安心材料として作用したとみられます。
外部環境では、中東情勢において米国とイランの和平協議進展期待に加え、イスラエルとレバノンの停戦協議が予定されていることがリスク選好の流れを支えており、地政学リスクが後退方向に向かうかどうかが今後の大きな焦点となりそうです。また、この後予定されている欧米の経済指標や中央銀行関係者の発言、さらには米主要企業決算の内容によっては、海外株式市場の方向性が改めて左右され、それが日本株にも影響してくる可能性が高いと考えられます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均は明確に過去最高値を更新し、高値圏で引けたことから、上昇トレンドが強く維持されている状態にあります。短期的には6万円台が心理的な節目として意識されやすく、一度は利益確定売りによる押し目形成や高値もみ合いの局面が出る可能性がありますが、5万8800円前後の旧高値水準が下値支持として機能するかが重要なポイントになりそうです。この水準を維持できるようであれば、次の上値目標としては6万1000円台から6万2000円台方向への上昇余地も視野に入ってくると考えられます。
ファンダメンタル面では、米国のハイテク企業業績の堅調さや半導体需要の強さが引き続き日本株を支える要因となりそうです。さらに中東情勢の緊張緩和が現実的に進めば、原油価格の安定やリスク回避姿勢の後退につながり、株式市場全体にとってはプラス材料となる可能性があります。一方で、米国の景気指標が予想を下回った場合や、インフレ動向を受けた金融政策の不透明感が高まった場合には、急速に利益確定売りが強まるリスクも残っています。
