8月14日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
一方で、日経平均は朝方に大きく上昇した後、6万8800円近辺では戻り待ちの売りが出て、終値では高値から500円近く押し戻されました。3日続伸で上昇幅も大きくなっているため、短期的には利益確定売りが出やすい水準に入ってきたと考えられます。特に、ここ数日の上昇が半導体・AI関連など一部の大型株に集中していることを考えると、指数そのものは強くても、個別銘柄では過熱感が意識され始める可能性があります。ただ、TOPIXが7日連続で最高値を更新していることは非常に重要で、単なる日経平均の一部銘柄による上昇ではなく、銀行株や素材関連などにも買いが広がっている点は、相場全体の地合いの強さを示しています。
今後は、米PPIや米小売売上高、米雇用関連指標に加え、8月27~29日のジャクソンホール会議に向けて、9月の米金融政策に対する市場の見方が固まっていくことになります。CMEフェドウォッチでは9月利上げ確率が34%まで低下しており、現状では据え置き観測が優勢です。このまま物価上昇率の鈍化が確認され、米国の金融引き締め懸念がさらに後退すれば、米国のハイテク株や半導体株への資金流入が続き、日本のAI・半導体関連株にも追い風となりそうです。さらに、国内企業の決算で好業績が確認されれば、日経平均6万9000円台から7万円の大台を試す展開も十分に考えられます。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が6万8000円台を終値で回復したことで上昇トレンドが一段と明確になっています。7月15日の6万8751円51銭が目先の重要な上値抵抗線となりますが、これを終値ベースで明確に突破できれば、6万9000円台を経て7万円を意識する展開になりそうです。ただし、短期間で急速に上昇しているため、6万9000円前後では一度利益確定売りが強まり、6万7000~6万8000円台での押し目形成を挟むかもしれません。
ファンダメンタル面では、米国の金融政策に対する警戒感が後退していること、AI・半導体関連の成長期待が続いていること、国内企業の決算が株価を下支えしていることから、基本的には強気の見方を維持できます。したがって、目先は急騰後の反動による調整に注意が必要ですが、押し目では買いが入りやすい相場になっていると考えます。米PPIや小売売上高が市場予想を大きく上回らず、米金利上昇とドル高が抑えられる展開になれば、日経平均は6万9000円台を突破し、7万円を目指す上昇局面に入る可能性が高まります。一方、インフレ再加速や米金利上昇、急激な円高、半導体株の利益確定売りが重なる場合には、6万7000円台程度までの調整を想定しておく必要があります。現状では「上昇トレンドの中での短期的な過熱感」という位置付けであり、基本シナリオとしては、調整を挟みながらも上値を試す展開になるでしょう。
