10月8日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
これからの動きをテクニカル的に見ると、7万円という心理的な節目を維持できるかが重要です。今回の下落で短期的な過熱感はある程度解消されましたが、7万円を明確に割り込むと、6万9000円前後まで調整が深まるかもしれません。一方、7万円台を維持して下げ止まれば、今回の下落は上昇トレンドの中の押し目と判断され、再び7万1000~7万2000円方向を試す展開が考えられます。TOPIXについても4197ポイント前後が上値抵抗として意識される一方、4100ポイント近辺では押し目買いが入りやすいでしょう。
ファンダメンタル面では、AI・半導体需要を背景とした米国株の堅調さや企業業績への期待が、日本株を支える材料です。ただし、原油高によるインフレ再燃、米長期金利の上昇、中東情勢、フランスの財政問題に加え、FOMC議事録でタカ派姿勢が強く示されれば、株式市場のバリュエーション調整につながるでしょう。そのため、目先は上昇一服から値固めの局面に入りやすく、7万円を中心に上下に振れながら、海外市場の金利と原油、そして米金融政策を確認する展開になる事が予想されます。中長期的には企業業績とAI関連需要が崩れなければ上昇基調は維持されるものの、短期的には高値警戒感から調整を挟みそうです。
TOPIXは朝方に一時、8月14日の過去最高値4197.20ポイントを上回る場面がありましたが、その水準を維持できず、上値の重さが確認されました。銀行株や非鉄金属株などにも売りが広がり、33業種中25業種が下落したことから、指数全体として調整色が強まった一日でした。一方で、日経平均が7万円台を維持して引けたことは、上昇基調そのものが崩れたわけではないことを示しています。
為替市場では1ドル=158円30銭近辺で推移し、足元ではやや円高方向となっています。円高が進めば輸出関連株には利益確定売りが出やすくなる一方、現在の水準では為替が株価を大きく押し下げるほどの急激な円高とはいえません。ただし、原油価格の上昇や米10年債利回りの5.3%台への上昇によってインフレ懸念が再び強まっており、今後は米金利とドル・円相場の動きが日本株の上値を抑える要因になりそうです。さらにフランスの政治・財政問題や中東情勢も不透明感を高めており、海外投資家がリスクを取りにくくなる可能性には注意が必要です。
