10月29日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
28日の日経平均株価は前日比685円82銭高の6万3954円19銭と大幅に続伸。TOPIXは5.66ポイント安の3991.71ポイントと反落。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が6万4000円を明確に回復し、上値を固められるかが焦点となります。28日の高値である6万4308円近辺を突破できれば、短期的な買い戻しが強まり、6万5000円の節目を試す展開が見込まれます。一方、6万4000円台を維持できずに反落した場合は、直近の上昇に対する利益確定売りが強まり、6万3000円前後で下値を確認する展開も想定されます。特に、日経平均が上昇してもTOPIXが追随できない状態が続く場合、相場の上昇基調が一部の主力株に依存していることになり、上値追いには慎重さが求められます。
ファンダメンタル面では、FOMC後のFRB議長の発言と日銀の金融政策決定会合が、短期的な相場の方向性を左右する重要な材料となります。米国の金融政策に対する警戒感が和らぎ、米ハイテク企業の決算でAI関連投資の拡大や半導体需要の強さが確認されれば、日本の半導体関連株を中心に買いが続き、日経平均の一段高を後押しする展開が期待されます。反対に、米国の金融引き締め長期化への懸念が強まったり、主要企業の決算が市場の期待に届かなかったりすれば、ハイテク株を中心に再び売りが広がる展開も考えられます。また、日銀の政策判断や今後の利上げ姿勢によっては、円相場や国内金利が変動し、株価の重荷となることも想定されます。したがって、目先は大幅反発による買い戻しの流れを維持できるかを見極めつつ、米国の金融政策、半導体関連企業の決算、日銀の政策判断という三つの材料を確認する局面です。短期的には値動きの大きい展開が続くと考えられ、指数の上昇だけを追うのではなく、TOPIXの動向や業種間の物色の広がりも確認しながら、慎重に相場を判断したいところです。
外国為替市場では、ドル円が1ドル=157円90銭近辺でもみ合いました。米国の金融政策を巡る思惑からドルが買われやすい一方、日銀の金融政策決定会合を前に円安が一段と進むことへの警戒感もあり、積極的な売買は手控えられました。米国の金融引き締め姿勢が意識されればドル高・円安が進み、輸出関連企業の採算改善期待を通じて日本株を支える要因となります。ただし、円安の進行が輸入コストの上昇や物価高への懸念につながるほか、為替変動の拡大を招く場合には、株式市場の重荷となる点にも留意したいところです。
