6月2日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
相場をけん引したのは引き続きAI関連銘柄です。特にソフトバンクグループやキオクシアなどへの資金流入が顕著で、データセンター投資拡大への期待を背景に、AI・半導体関連が相場全体を押し上げました。実際、日経平均の上昇分の大部分をソフトバンクグループ1銘柄が生み出しており、現在の相場が極めてテーマ性の強い物色に支えられていることを示しています。一方で、多くの銘柄には利益確定売りが入り、後場には上値の重さも意識されました。指数は高値を更新しているものの、市場の広がりという点ではやや物足りない印象も残ります。
外部環境では、米国株が連日の史上最高値更新となったことが投資家心理を支えました。中東情勢については停戦に向けた協議継続が伝わる一方、米国とイラン双方が修正案を提示している段階であり、依然として不透明感は残っています。その影響もあってNY原油先物は90ドル近辺まで上昇しており、エネルギー価格の動向には引き続き注意が必要でしょう。
為替市場ではドル円が159円台前半から半ばで推移し、大きな方向感は見られませんでした。有事のドル買い圧力が意識される一方で、市場参加者は米景気指標や金融政策の行方を見極めようとしており、円安基調は維持されながらも落ち着いた値動きとなっています。現状の159円台は輸出関連企業にとって追い風であり、日本株全体の下支え要因として機能しています。
これからの動きをテクニカル的にみると、極めて強い状態が続いています。日経平均は連日で史上最高値を更新しており、上値を阻む明確な抵抗帯が存在しないため、短期的には6万8000円から7万円を意識する展開も十分考えられます。ただし、騰落銘柄数の偏りやTOPIXの弱さを見る限り、指数主導の過熱感も徐々に高まっており、AI関連株に利益確定売りが出れば一時的に調整が入る可能性はあります。短期的な下値メドとしては6万5000円前後が意識されそうです。
ファンダメンタル面では、米国のAI投資拡大、堅調な米景気、円安環境という三つの追い風が続いており、日本株の上昇トレンドそのものは維持される可能性が高いと考えます。一方で、中東情勢の悪化による原油高の長期化や、米国のインフレ再加速による金利上昇が起きれば、ハイテク株中心に調整圧力が強まるでしょう。現時点では強気相場継続の可能性が優勢ですが、指数を押し上げている銘柄が限られているため、今後はAI関連以外の銘柄にも資金が広がるかどうかが相場の持続性を判断する重要なポイントになりそうです。総じて、短期的には上昇基調を維持しながらも、過熱感を伴った神経質な展開が続く事が予想されます。
