7月7日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
6日の東京株式市場は、前週末の米国市場が独立記念日の振替休日で休場となり方向感に乏しいなかで取引が始まりました。寄り付き直後には日経平均株価が心理的な節目となる7万円台を回復する場面もありましたが、その後は半導体や電子部品などAI関連株を中心に利益確定売りが広がり、一時は800円を超える下落となりました。しかし、後場に入ると買い戻しが優勢となり、AI関連株の下げ幅が縮小したほか、金融や内需、景気敏感株など幅広い銘柄へ資金が向かったことで、日経平均は終値で小幅安まで下げ幅を縮小しました。一方、TOPIXは6日続伸し、終値ベースで過去最高値を更新するなど、市場全体では堅調さが際立つ一日となりました。東証プライム市場では値上がり銘柄が全体の7割を超え、物色の中心が値がさのAI関連株からバリュー株や景気敏感株へ広がっていることが改めて確認されました。
為替市場ではドル円が162円台まで円安・ドル高が進みました。日本の財政拡大への懸念や長期金利の上昇を背景とした円売り圧力が意識される一方、先週の弱い米雇用統計を受けたドル売りの流れも残っており、今後は欧米市場での持ち高調整や米経済指標の結果によって為替が振れやすい状況が続きそうです。
これからの動きをテクニカル的にみると、日経平均が一時大幅安となりながらも終盤にかけて大きく切り返したことで、押し目では買いが入りやすい強い地合いが維持されていることが確認されました。また、TOPIXが史上最高値を更新したことや、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大きく上回ったことからも、相場全体の上昇基調は依然として崩れていないと考えられます。
ファンダメンタル面では、今後発表される米ISM非製造業景気指数などの経済指標やFRB高官の発言が金融政策への見方を左右する重要な材料となります。また、円安が輸出企業の業績を支える一方で、日本の財政懸念や金利上昇への警戒感も引き続き意識されるでしょう。ただ、企業業績への期待や海外投資家の日本株への資金流入が続く限り、中長期的な上昇トレンドは維持される可能性が高く、短期的な利益確定売りをこなしながら、再び日経平均7万円台の定着と一段高を試す展開が期待されます。
