10月28日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
これからの動きをテクニカル的に見ると、終値の6万3268円を維持しながら、まずは取引時間中の高値である6万3684円近辺を明確に上回れるかが焦点です。これを突破できれば、6万4000円台への戻りを試す展開が考えられます。一方、反発の勢いが弱まり、6万3000円を割り込む場合は、買い戻しが一巡したとの見方から再び売りが強まり、6万2000円台を試す展開にも警戒が必要です。直近の急落によって相場の値動きが大きくなっているため、短期的には上下に振れやすい地合いが続くと考えられます。
ファンダメンタル面では、FOMCの結果と米金融政策に関するメッセージ、日銀の政策判断、主要企業の決算発表が相場の方向性を左右する重要な材料となります。米国の金融政策が市場の期待に沿い、米長期金利が落ち着けば、ハイテク株や半導体関連株を中心に買い戻しが続く展開が期待されます。反対に、金利上昇や企業業績への懸念が強まれば、再び利益確定売りが優勢となる展開も考えられます。また、AI関連企業の設備投資計画や半導体需要の見通しが改めて評価されるなか、決算内容が市場の高い期待に見合うかどうかも重要です。目先は反発の勢いだけを追うのではなく、重要イベントを通過した後の株価の反応や売買の広がりを確認することが大切です。短期的には戻りを試す動きが見込まれるものの、ファンダメンタル面での安心材料がそろうまでは、上値を追う動きと戻り売りが交錯する不安定な相場が続く事が予想されます。
実際、東証プライム市場では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回り、全33業種のうち上昇したのは15業種にとどまりました。日経平均が大幅に上昇した一方で、相場全体に買いが広がったわけではありません。不動産株や医薬品株などには売りが目立っており、指数への寄与度が大きい半導体関連株の動きに相場全体が左右されやすい状況が続いています。TOPIXの上昇幅が比較的小さかったことも、一部の主力株に買いが集中したことを示しています。したがって、本格的な相場回復を判断するには、半導体株の反発が継続するかに加え、銀行株や内需関連株などにも買いが広がるかを確認する必要があります。
外国為替市場では、ドル円が1ドル=157円70銭近辺で推移し、比較的落ち着いた値動きとなりました。円高の一服は輸出関連企業の採算改善への期待につながり、日本株を支える要因となります。一方、米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合を控え、米国と日本の金融政策に対する見方が為替相場を左右しやすい状況です。米長期金利やドル円の動きが大きく変化すれば、半導体株をはじめとする値がさ株の値動きにも影響が及ぶため、株式市場と為替市場を一体的に見ていくことが重要です。
