12月2日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場
本日の東京市場は、前週末の米株高を受けて朝方こそ買いが先行しましたが、寄り付き直後から利益確定売りが優勢となり、次第に下げ幅を広げる展開となりました。先物主導で上値が重くなったうえ、植田日銀総裁が講演で「12月の利上げの是非について適切に判断したい」と述べたことで、為替市場では円高方向に振れた点も市場心理を冷やし、日経平均は一時1,000円超の下げとなりました。
米国では年末商戦に向けた消費の堅調さや利下げ期待が相場を支える動きとなっていましたが、その流れは東京市場を最後まで押し上げるには至らなかった印象です。
米国では年末商戦に向けた消費の堅調さや利下げ期待が相場を支える動きとなっていましたが、その流れは東京市場を最後まで押し上げるには至らなかった印象です。
この先の株価の動きをテクニカル的に見ると、短期的な過熱感の調整局面が続いており、下降バイアスがやや強まっています。5日線や25日線を割り込むかどうかが当面の焦点となり、売りが続くようだと一段の下値模索に向かう可能性があります。
一方、ファンダメンタル面では、日銀が12月にも利上げに踏み切る可能性が浮上しており、金利上昇を意識した国内株のバリュエーション調整が進みやすい地合いです。米国では利下げ観測が強まりつつあるものの、景気指標が弱い方向に触れればリスクオフに傾くリスクも残っています。
明確な方向感は指標と中央銀行の発言次第であるため、指標発表と日銀・FRB関連のコメントを確認してポジションを調整することが重要になるでしょう。
