7月13日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
10日の東京株式市場は、前日の米国株高やナスダック市場の堅調な流れを好感し、日経平均、TOPIXともに続伸しました。朝方から買いが優勢となり、韓国市場の堅調な推移も追い風となって日経平均は一時6万9000円台を回復するなど、投資家心理は大きく改善しました。ただ、その後は週末を控えた利益確定売りや、ETFの分配金捻出に伴う換金売りへの警戒感が上値を抑え、取引終了にかけては上げ幅を縮小しました。また、指数は大幅高となった一方で値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回るなど、一部の半導体やAI関連の大型株が相場をけん引する展開となり、市場全体の強さという点ではやや物足りなさも残る内容でした。
外国為替市場では、ドル円相場が162円台半ばから161円台前半まで円高・ドル安が進みました。片山財務相による日銀や年金基金運用に関する発言を受けて円買いが優勢となりましたが、通常であれば逆風となる円高局面でも日本株が上昇したことは、海外投資家の日本株への買い意欲が依然として強いことを示したといえます。一方で、中東情勢の緊張緩和期待から原油価格が落ち着きを見せたことも市場心理の改善につながり、為替市場でもドル売り・円買いを後押しする要因となりました。
これからの動きをテクニカル的に見ると、日経平均が25日移動平均線付近で上値の重さを意識する展開が続きそうです。今回の反発で下値不安はやや後退しましたが、6万9000円台前半から7万円付近には戻り売りも控えており、この水準を明確に上抜けられるかが焦点となります。一方で、6万7000円台後半から6万8000円近辺では押し目買いも入りやすく、底堅さは維持されるでしょう。
ファンダメンタル面では、米国のハイテク株やAI関連株の堅調さに加え、中東情勢の落ち着きや原油価格の安定が相場を支える材料となりそうです。ただし、円高基調がさらに進んだ場合には輸出関連株への利益確定売りが強まりやすく、短期的には上値の重い場面も想定されます。全体としては、外部環境が大きく悪化しなければ押し目を拾いながら緩やかに上値を試す展開が続くと考えれられます。
