7月28日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
日経平均株価は前週末の急落に対する自律反発の動きが優勢となり、前週末比320円高の6万4931円で取引を終えました。中東情勢の緊張緩和期待や原油価格の急落を背景に投資家心理が改善し、朝方は65000円台を回復する場面もありました。しかし、短期間で大きく下落した後だったこともあり、高値では戻り待ちの売りが厚く、上値の重さも意識される展開となりました。一方で、韓国や台湾市場の持ち直しを受けてAI・半導体関連株への買い戻しが入り、ゲーム株やサービス株、空運株など幅広い銘柄に買いが波及したことで、東証プライム市場では値上がり銘柄数が9割近くを占めるなど、市場全体ではリスク選好の動きが広がりました。
外国為替市場では、ドル円は163円50銭前後で推移し、日中は比較的落ち着いた値動きとなりました。有事のドル買いが巻き戻されたことでドル売りが優勢となり、ユーロやポンドなど欧州通貨が対ドルで堅調に推移しました。ただ、円自体は大きく買われる展開にはならず、ドル円は依然として163円台の円安水準を維持しており、日本株にとっては輸出企業の業績を下支えする環境が続いています。
これからの動きをテクニカル的に見ると、急落後の自律反発局面に入ったものの、65000円前後では戻り売り圧力が残っており、この水準を明確に回復できるかが焦点となります。一方で、64000円近辺では押し目買い意欲も確認されており、下値は徐々に固まりつつある印象です。
ファンダメンタル面では、中東情勢の落ち着きによる原油価格の低下や円安基調は日本企業にとって追い風となる一方、今週予定されている日米英の金融政策発表や米巨大IT企業の決算、中国半導体関連の動向など市場への影響が大きいイベントが相次ぎます。これらの内容が市場予想を上回れば投資家心理はさらに改善し、日経平均は65000円台の定着から一段高を試す展開も期待できますが、決算内容や金融政策が失望材料となれば、ボラティリティの高い相場が続く可能性もあり、当面は海外材料をにらみながら神経質な値動きが続きそうです。
