6月19日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
日経平均は前場中盤に7万1000円台へ乗せ、一時は7万1398円58銭まで上昇して連日の最高値更新となりました。後場は高値圏でのもみ合いとなりましたが、韓国や台湾などアジア市場の堅調な動きも支援材料となり、終日強い基調を維持しました。業種別では銀行株やサービス株が買われ、金融、内需ともに物色が広がったことから、特定セクター主導ではなく相場全体の底上げが進んでいる印象です。
為替市場では1ドル=160円60銭前後でもみ合う展開となりました。FOMCでは市場予想以上にタカ派的な姿勢が示され、米国の利下げ期待が後退したことでドル買い圧力が強まっていますが、一方で円安進行に対する政府・日銀の介入警戒感も意識されており、ドル円は160円台で比較的落ち着いた推移となっています。ただ、輸出企業にとっては依然として追い風となる水準であり、日本株の先高観を支える要因の一つになっています。
もっとも、米FRBのタカ派姿勢は今後のリスク要因でもあります。年内利上げの可能性が意識され始めたことで米長期金利が上昇し、米株には調整圧力がかかりやすい環境となっています。一方で、中東情勢の改善に伴う原油価格の下落は世界的なインフレ圧力を和らげる方向に働いており、株式市場にとってはプラス材料です。市場ではリスク選好が優勢となっており、悪材料を吸収しながら上昇する非常に強い相場が続いています。
これからの動きをテクニカル的にみると、日経平均が7万円の大台を突破した後も目立った調整を見せず、6日続伸の中で高値圏を維持していることから、上昇トレンドは極めて強い状態にあります。短期的には過熱感も出始めており、一時的な利益確定売りによる500~1000円程度の調整局面は十分想定されますが、7万円前後が新たな下値支持線として機能する可能性が高く、押し目では買い需要が入りやすいとみられます。上値の目標としては7万2000円から7万3000円台が意識される展開となりそうです。
ファンダメンタル面では、160円台の円安定着、半導体需要の拡大、中東リスクの後退、原油価格の下落など日本株を取り巻く環境は総じて良好です。一方で、米FRBの追加利上げ観測や米景気指標の悪化による世界株安リスクには引き続き注意が必要です。ただ、現時点ではリスク要因よりも好材料が優勢であり、日本株は短期的な調整を挟みながらも上値を試す展開が続きやすく、史上最高値更新の流れは当面維持される可能性が高いでしょう。
