8月3日 今仕込んでおきたい注目の銘柄 |
今日の相場とこれからの見通し
東京株式市場は、前日の米国市場で半導体株が大幅高となった流れを引き継ぎ、日経平均株価が前日比2,494円59銭高の64,362円02銭と大幅に続伸しました。直近の急落局面で売り込まれていた半導体・AI関連株を中心に買い戻しが一気に強まり、日経平均は一時65,000円台を回復するなど、投資家心理は大きく改善しました。マイクロソフトの好決算や米国で早期利上げ観測が後退したことが追い風となり、国内でもAI関連銘柄に資金が集中し、指数を力強く押し上げました。一方で、東証プライム市場では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回っており、相場全体が幅広く買われたというよりも、半導体・AI関連など指数寄与度の高い銘柄へ資金が集中した一日だったと言えます。また、後場には利益確定売りが入り上げ幅を縮小したことからも、依然として高値では慎重な姿勢もうかがえました。
外国為替市場では、前日にドル円相場が163円台から157円台まで急落し、日本政府・日銀による為替介入が実施されたとの見方が市場で広がりました。本日の東京市場ではドル円が160円台後半まで買い戻されましたが、介入による円高進行が輸出関連株の上値を抑える場面も見られました。日銀は金融政策決定会合で政策金利を据え置き、為替市場への影響は限定的でしたが、今後は植田日銀総裁の発言や為替の落ち着きどころが株式市場にも大きく影響する展開となりそうです。
これからの動きをテクニカル的に見ると、急反発によって短期的な売られ過ぎは大きく改善し、日経平均は65,000円近辺を再び意識する流れとなっています。ただ、短期間で急騰した反動から利益確定売りが入りやすく、65,000円前後では値固めの動きや一時的な調整を挟む可能性が高いでしょう。
ファンダメンタル面では、米国ハイテク企業の好決算やAI関連への旺盛な投資需要が引き続き相場を支える材料となるほか、国内企業の決算が良好であれば日本株への資金流入も続きやすいとみられます。ただし、中東情勢の不透明感や為替介入への警戒感、今後発表される米国経済指標や金融政策を巡る思惑次第では相場の変動が大きくなる可能性もあり、当面は好業績銘柄を中心とした選別物色が続きながらも、押し目をこなしつつ上値を試す展開が期待されます。
